会社説明会後のお礼メールの正解は?例文と遅れた際の対処法

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会社説明会後のお礼メールの正解は?例文と遅れた際の対処法

就活では会社説明会に参加する機会が多くあるものです。就活生と企業のマッチングが適正であるか判断する材料にもなります。

そんな会社説明会ですが、終了後にも必要な対応があります。それはお礼のメールです。感謝を述べるためのお礼メールですが、他にも自分をアピールできる強みもあるので積極的に活用したいものといえます。

そこで、会社説明会のお礼メールの例文や遅れてしまった場合の対処法を解説していきます。

 会社説明会後に必要なお礼メール

お礼メールは、会社説明会の後に担当者や企業の窓口(人事部など)に後日送信します。手紙でなくていいのかと思う人もいるでしょうが、開封する手間にもなりますし、手紙というのは廃棄しづらく、かさばってしまいます。

そこで効率的なのがメールです。担当者の都合で開封できますし、手紙のようにかさばる心配もありません。

会社説明会後のお礼メールというのは、感謝を述べるのはもちろんのこと、きちんとした目的があります。

 お礼メールの目的は好印象を与えるため

会社説明会後のメールは、単なる「感謝」だけにとどまらず、自分の印象を残すチャンスでもあります。

これは就活の会社説明会に参加すると、企業の規模によってはたくさんの就活生がいるので、印象に残らない人は珍しくないからです。

そこで、会社説明会後のメールの目的は下記になります。

1.参加させてもらったことへのお礼

まずは感謝を述べます。会社説明会に参加させてもらったことを一番に上げましょう。いきなり自分をアピールするのは避けてください。社会人の常識を疑われてしまいます。

しっかりと感謝する姿勢を見せるのが大切です。

2.説明会内容の理解や印象を伝える

会社説明会の内容を理解していることを伝えます。真剣に参加していたことをアピールできる上に、企業側にとっても学生がどのように受け止めたのかを知る機会となります。

特に会社説明会は企業や担当者にとっても大きなイベントです。資料の作成や会場の予約など、事前に何度も打ち合わせを行っています。

それだけに、就活生が内容を振り返って理解しているというのは、「やってよかった」という達成感にもつながります。

お礼メールを送信することは企業にとってプラスにこそなれ、マイナスの印象にはならないでしょう。

3.興味・志望意欲をアピールする

会社説明会に参加したことで、より一層興味や志望意欲が湧いてきたことをアピールできます。会社説明会が就活生を確保する手段につながるのは、企業側にとっても成功となりますし、そのような意欲ある就活生に入社してほしいと思うのは至極当然です。

「とても興味を抱いた」というのを、「入社するのが楽しみ」など、先方に伝わるように熱意を込めたメッセージに置き換えてみましょう。

4.丁寧な人柄やマナーを見せる

すべての就活生がお礼メールを送信するとは限りません。とりあえず参加した程度の大学生ならば、わざわざメールを作成しないものです。

逆に手間を割いてまで担当者へお礼のメールをする就活生はやはり好印象を与えるものです。自分たちのために準備をしてもらって感謝の気持ちを述べるだけでも、丁寧な人柄という印象を与えますし、社会人マナーが備わっていると感じられます。

H2 会社員説明会のお礼メールの書き方と解説

会社説明会のお礼メールでは以下の構成で書くと、丁寧かつ伝わりやすいです。

①件名:【会社説明会お礼】○○大学 ○○学部 ○○(フルネーム)

解説:

人事担当者は1日にたくさんのメールを受け取ります。特に就活シーズンは多忙となりますので、件名だけで内容がわかるようにしましょう。

担当者が大量のメールを受け取るため、見つけやすくする工夫が必要です。

② 宛名(冒頭)

株式会社○○ 

人事部 ○○様

解説:

お礼メールですので、本文冒頭には企業名と担当者名を正確に記入してください。もしも担当者が不明なら「ご担当者様」でOKです。

ここでのポイントは「様」と付けるのを忘れないようにしましょう。

③ 自己紹介+お礼

お世話になっております。 

○○大学○○学部○年の○○(氏名)と申します。

先日はご多忙の中、貴社の会社説明会に参加させていただき、誠にありがとうございました。…`

解説:

本文では自己紹介から始めます。名前と所属を必ず明記しておき、誰からのメールか一目でわかるようにしなくてはなりません。

次に説明会へ参加できたことへの感謝を述べるようにしましょう。ビジネスマナーとなりますが、「ご多忙の中(折)」「お忙しいところ」など、時間を割いてもらったことにも一言添えておくのがベストです。

④ 印象に残った点・感じたこと

説明会では、貴社の○○事業や、○○様のお話の中で印象的だった○○の取り組みについて深く理解することができ、大変勉強になりました。

特に「○○」というキーワードが心に残り、○○業界での仕事に対する関心がより一層高まりました。

解説:

自己紹介から説明会への参加について感謝を述べた後、次は興味を持ったポイントや感じたことを具体的に説明していきます。担当者や社員の話を引用するとより印象的になり、共感や熱意が伝えられます。

⑤ 今後の意欲

今後の貴社の選考にも、ぜひ参加させていただきたく存じます。

解説:

印象に残った点の後には、それが理由として「志望意欲」をさりげなく伝えようにします。あまり押しすぎるよりもサラッと伝える程度で十分です。それでも、担当者には意欲的に見えるものといえるでしょう。

⑥ 結び・署名

末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。

敬具

○○大学 ○○学部 ○年 

氏名(フルネーム) 

メールアドレス:xxx@example.com 

電話番号:090-xxxx-xxxx

解説:

末筆というのはビジネスメールでいうところの締めくくりの言葉になり、先方に敬意を示しています。冒頭の自己紹介とは違い、署名は連絡先まで明記していきます。

住所までは不要ですので、連絡の取りやすいパソコンのメールアドレスや電話番号を明記するようにしましょう。

H3 NGな例と注意点

お礼メールはなんでもいいというわけではありません。相手に失礼に当たってしまうケースもあるので注意が必要です。

①軽いノリで対応

「今日はありがとうございましたー!」など、砕けすぎの文章はビジネスには不適切です。会社説明会を通じて、担当者と仲良くなれる機会もありますが、基本的にビジネスマナーを重視されているので、絵文字や顔文字を入れて文章を作るようなことは避けてください。

②件名欄を空白

件名なしや「無題」のように、メール本文を開かないと分からないのは、担当者にとって不便です。相手の立場になっていないので、印象が悪くなってしまいます。

「件名すらもかけないのか」と担当者からすれば一般常識がない人物と思われてしまいます。

③ コピペ感丸出しの文面

会社説明会を担当する人は人事のプロです。メールの文面を見ただけで、使いまわしているかがよくわかります。他社でも同じ内容を送っていると思われがちなので、他の就活生との差が付けられません。

コピペはやめて自分の言葉で本文を作成していくようにしましょう。

④ 誤字脱字が多い

誤字脱字が多いと真剣さや丁寧さが伝わらないものです。注意力がないと思われてしまい、マイナスイメージを持たれてしまいます。

相手にメッセージを送信するときは見返すこともマナーです。注意力のなさは仕事にも反映されやすいので、普段から注意するようにしてください。

⑤ 説明会後すぐ送らない(数日後など)

会社説明会のお礼メールを数日後に送信すると、意欲が低い印象になってしまいがちです。担当者からすると、今さら感があります。当日中か翌日午前中に送信するのがベストといえるでしょう。

⑥ メールを送る時間帯

メールを送る時間帯は、いつでもいいというわけではありません。会社説明会当日の夕方から20時頃までがおすすめです。遅くとも翌日の午前中には送りましょう。

メールだけなら夜間でも大丈夫なのでは?と思われがちですが、ビジネスマナーとして、会社の就業時間内に送信するのが基本です。当日は夕方以降だと20時くらいなら帰宅時間を考慮しても問題ないといえます。

H2 会社説明会に参加した後に送る「お礼メール」の例文

<基本例文>

件名:

【会社説明会お礼】○○大学 ○○学部 ○○(氏名)

本文:

株式会社○○ 

人事部 ○○様

お世話になっております。 

○○大学○○学部○年の○○(氏名)と申します。

先日はご多忙の中、貴社の会社説明会に参加させていただき、誠にありがとうございました。

説明会では、貴社の事業内容や今後の展望、働く社員の方々の声などを詳しく伺うことができ、大変有意義な時間となりました。特に○○(印象に残った点)のお話が印象的で、貴社で働くイメージをより具体的に持つことができました。

今後の選考にもぜひ参加させていただきたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

敬具 

○○大学 ○○学部 ○年 

氏名(フルネーム) 

メールアドレス:○○@○○ 

電話番号:090-xxxx-xxxx

こちらは一般的な例文となりますので、テンプレとして参考にしてみてください。

H3 説明会の内容に触れる部分の例文

冒頭の参加してもらった感謝の部分はほとんど共通ですが、説明会の内容に関しては企業や業界によって異なります。その部分を業界別で例文を挙げていきます。

<不動産業界向け例文>

特に、貴社が地域に密着したサービスを大切にされている点や、お客様との信頼関係を最重視されている点に深く共感いたしました。

若手社員のうちから責任ある仕事に挑戦できる環境が整っていると伺い、私も貴社の一員として地域社会に貢献していきたいと強く感じました。

<IT・システム業界向け例文>

貴社が最新技術の導入や自社開発に積極的に取り組まれている点に魅力を感じました。

説明会でご紹介いただいたエンジニアのキャリア支援制度や、風通しの良い社風に触れ、技術力と人間力を高められる環境だと感じ、貴社での成長を強く志望しております。

<メーカー(製造業)向け例文>

「品質第一」という貴社の理念に深く共感いたしました。 

説明会では実際の製造現場の取り組みや品質管理体制について具体的に伺うことができ、ものづくりに対する真摯な姿勢に感銘を受けました。

私も技術だけでなく、その背景にある想いや社会への貢献を大切に働いていきたいと感じました。

<金融業界(銀行・保険など)向け例文>

説明会を通じて、貴社が地域経済の発展に大きく貢献されていることを改めて実感いたしました。 

特に、若手社員の方々が挑戦できる環境や明確なキャリアステップについてのお話が印象的で、自分自身も社会に価値を提供できる金融パーソンとして成長していきたいと強く思いました。

<商社・流通業界向け例文>

世界中のビジネスを相手にダイナミックに活躍する貴社の社員の姿が非常に魅力的でした。 

説明会での実際のプロジェクト事例や、業務に必要な語学力・交渉力といったスキルに刺激を受け、自分も国境を越えて価値を創出できるビジネスパーソンを目指したいと感じました。

<例文のポイント>

お礼メールのコツとして、各業界における「一番印象に残った話題」を具体的に書くと、志望度がグッと伝わります。テンプレ感をなくすために、自分の言葉で少しアレンジして送ると担当者に違いを伝えられます。

H2 お礼メールが遅れてしまった場合のポイント

会社説明会に参加した後は、緊張から解放されて、どっと疲れが出てしまうものです。帰宅してからそのまま寝てしまった…という人もいるでしょう。もしくはつい打ち上げに参加してお酒を呑んでしまって起きたらお昼を過ぎていた…なんてこともあり得ます。

もちろん、単純に忘れていたという場合もあるでしょう。会社説明会が終わっても就活は続きますし、学業やアルバイトをしている人もいるはずです。ついうっかり忘れていた場合のポイントをみていきます。

H3 遅れて送る場合のお礼メール例文

件名 

【会社説明会のお礼とお詫び】○○大学 ○○学部 ○○(氏名)

本文(例)

株式会社○○ 

人事部 ○○様

お世話になっております。 

○○大学○○学部○年の○○(氏名)と申します。

先日はお忙しい中、貴社の会社説明会に参加させていただき、誠にありがとうございました。 

ご挨拶が遅くなってしまい、大変失礼いたしました。

説明会では、貴社の○○事業についてのお話や、○○様が語られていた○○の取り組みがとても印象に残っております。 

貴社の理念や社員の皆様の雰囲気に触れ、より一層興味を持つことができました。

今後の選考にもぜひ参加させていただきたく存じます。 

何卒よろしくお願い申し上げます。

末筆ながら、貴社のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げます。

敬具

○○大学 ○○学部 ○年 

氏名(フルネーム) 

メールアドレス:○○@○○ 

電話番号:090-xxxx-xxxx

H3 お礼メールが遅れてしまった場合の5つの対処法

① 今すぐ送る

とにかく気づいたその時が最も早いタイミングです。「もう遅いかも…」と思って放置するのが一番ダメなパターンであり、多少遅れても、誠実さが伝われば問題ありません。

ビジネスマナーとして、連絡や報告を含め、お礼などのあいさつが遅れてしまった場合は、迅速な対応がポイントとなります。「今から送っても…」「怒られるかな」などと思わず、気づいたら今すぐ送るという習慣を身に付けておきましょう。

② 遅れたことを素直に一言お詫びする 

言い訳がましいのはNGです。ほとんどの担当者は言い訳の真相を見抜きます。とはいえ、「何事もなかったかのように平然と送る」のも不自然なものです。

遅れたことを素直にお詫びするのがビジネスマナーといえます。

以下のような短いお詫びがベストです。

例文(お詫び部分のみ):

「ご挨拶が遅くなってしまい、大変失礼いたしました」

「お礼のご連絡が遅くなりましたこと、心よりお詫び申し上げます」

こちら側に非があることを素直に認めてお詫びするようにしましょう。誠実な姿勢は相手に伝わりますし、未来ある就活生のお詫びを受け入れない企業や担当者は縁がなかったと諦めても問題ありません。

③ 基本構成は変えない

メールが遅れているからといって、謝罪だけの本文にならないように気を付けてください。通常のお礼メールと同じように、感謝・印象・志望意欲はちゃんと伝えましょう。

④ 内容に誠意を込める

お礼メールが遅れているので、コピペ感は絶対になくすようにします。

「本当に印象に残ったこと」や「なぜ志望したいのか」を自分の言葉で書くことが大切です。

誠意を込めた内容は担当者にも届きやすいといえます。

⑤ 今後の行動に丁寧さを加える 

会社説明会のお礼メールが遅れた分、今後の連絡は早め早めにすることで挽回できます。

企業によっては遅れていても選考に支障はないことが多いものです。

H3 どのくらいまでなら遅れてもセーフなの?

基本的には当日(20時くらいまで)か翌日の午前中までが理想です。ただ、1日遅れた程度でお詫びを述べるのも相手にとっては几帳面過ぎるという印象を与えてしまうこともあり得ます。

基本的マナーとして、2~3日以内なら印象には残るとはいえ、通常のお礼メールでも問題ないことが多いといえるでしょう。

3日以上経過したらお詫びメールを述べておき、1週間以上経過していたら、お詫び+気持ちを丁寧に書くことでカバーしましょう。

H2 そもそも「お礼メール」は必要か?

会社説明会のお礼メールは必要なのか迷う人もいるでしょう。実際に必要なのか、企業側がどう見ているのかを解説していきます。

H3 原則必須ではない

会社説明会のお礼メールを送らなくても選考に直接影響はしません。まれに影響する企業もあるかもしれませんが、ごく少数なのでむしろ気にしなくてもいいものです。

 大手企業や合同説明会などでは、採用担当者も大量の学生を対応しているため、メールが見られないことも多くなってしまいます。

H3 それでも「お礼メール」を送る人が得する理由

会社説明会のお礼メールを送る人が得する理由は、一番に丁寧さやマナーをアピールできるからです。「礼儀正しい」「社会人としての基礎がある」というのは日本企業らしい基準であり、新卒者として好印象を持たれることが多々あります。

また、志望度や熱意を伝えられますし、「貴社にぜひ応募したい」という前向きな姿勢が伝わるでしょう。

印象に残るチャンスでもあり、特に中小企業やベンチャーは、1通のメールで印象が変わることもあるものです。

他の学生との差別化も図れますし、周りが送っていなければ、それだけでプラス要素になる可能性があるでしょう。

H3 企業によってお礼メールの見方が異なる

企業によっては会社説明会のお礼メールの見方が異なるものです。特に会社の規模によって大きな違いがみられるでしょう。

● 大手企業・合同説明会

大人数を集める大手企業の会社説明会や複数の企業が集まる合同説明会では、大規模となるので就活生も多数集まり、お礼メールも全員が送信すると件数だけでとんでもないものになります。

こうなるといちいちチェックしていられなくなり、お礼メールが見られないことも多くなってしまいます。

もちろん、学生数が多すぎても、きちんとチェックする企業や担当者はいるものですが、開封すらしないこともあるのも仕方ないといえるものです。

逆にいえば、「形式的すぎるメール」は印象に残らないので、送信する必要もないように感じられます。突飛な内容だと印象に残りやすくなりますが、そもそも件名の段階で開封されないことがあるので注意が必要です。

● 中小企業・ベンチャー

小規模の開催となりやすい中小企業やベンチャー企業では、会社説明会のお礼メールが見られる可能性は高いといえるでしょう。

そもそも、就活生一人一人に注目しているので、丁寧なメールは強い印象を与えるのは間違いありません。会社説明会から名前を覚えてもらえる機会も多くあり、そのまま面接に進んでも「メールが丁寧だったね」と言われることもあり得ます。

他の就活生との差を付けるためにも、本文を特に意識して丁寧さと熱意をアピールするようにしましょう。

●オンライン会社説明会

オンラインでの会社説明会ではお礼メールを送信するほうが印象に残りやすくなります。オンラインは応募者と同じ目線で対話することが多く、企業側も表情をよく見ています。

特に小規模のオンライン会社説明ではカメラがオンの状態で発言する機会もあるでしょうから、担当者の印象に残りやすいので、お礼メールは効果抜群です。当日や翌日午前中に送信することで、顔と名前が一致しやすいといえるでしょう。

●お礼メールを「送る・送らない」の判断ポイントまとめ

会社説明会のお礼メールを送るか送らないかの判断ポイントをまとめたのでみていきましょう。

・大手企業・合同説明会

基本的に任意です。送ってもOKですし、送らなくても問題なしといえます。あまり見られる機会が少ないのですが、万が一企業側がチェックする可能性もあるので、印象プラスになりたい就活生は送信するようにしましょう。

・小規模説明会(10~30人程度)

中小企業やベンチャー企業など、小規模の会社説明会を開催する企業では、お礼メールを送ったほうが好印象になりやすいです。もちろん、会社説明会において、質問をするなど印象を残しておくとさらに効果的といえるでしょう。

・オンライン説明会で少人数

一番効果的なのは少人数制のオンライン会社説明会です。カメラのおかげで表情が印象に残りやすく、お礼メールを送ると丁寧な人柄がより一層好評価を得られます。

・社員との座談会・個別対応があった

個別対応があった場合、必ず送るようにしましょう。質問など対話している可能性が高いので、お礼メールは好評価を得られやすくなります。

特に他の就活生がお礼メールを送信していた場合、社会人マナーとして差を付けられてしまいます。

・企業に強く興味がある

会社説明会に参加して、その企業に入社したいと思えた場合、志望度のアピールにもなりますので、その熱意をそのままお礼メールに加えましょう。

企業に強く興味を抱いていることを伝える姿勢が大切です。

・忙しくて時間がない

お礼メールを送信する時間がなかなか取れない場合、無理に送らなくて大丈夫です。急いでいるからと内容の質が下がるくらいなら送らない方がマシといえます。

H2 絶対にいらない?迷惑なお礼メールとは?

お礼メールとはいえ、受け取って迷惑となる場合もあります。忙しい人事担当者にとって、送られて逆効果となりそうなメールをみていきましょう。

①内容がコピペ丸出し

どこへ送っても問題なさそうな個性がないメールはほとんど意味がないです。

「御社の社風に惹かれました」

「会社説明会の内容に共感を抱きました」

「社員の方の声に胸をうたれました」

など、相手が「どのあたりが?」と思わせるような内容は「どこにでも同じものを送っているな」と思われてしまい、マイナスイメージを与えてしまいます。

使いまわししているような文面は避けておき、少し深掘りする内容を心がけておきましょう。

② 誤字脱字が多い

誤字脱字が多いお礼メールは本文も読みづらく、もはや迷惑メールの一種といえます。送り手の心情を理解しないとならず、丁寧さが伝わりません。

誤字脱字が多い就活生はエントリーシートも同じような完成度であり、見返すことをしないので社会人マナーの前に基本的な能力が欠けていると思われてしまいます。

入社しても集中力が欠如し、ケアレスミスやケガの恐れがありますし、仕事の効率も悪そうという印象を持たれてしまいます。

③遅れすぎ(1週間以上)

先述していますが、お礼メールが遅れすぎというのも担当者からすれば「今さら感」が満載です。正直なところ、1週間以上を過ぎても送る場合、強めの誠意が必要といえます。

お詫びメールは当然なのですが、普通に考えればすでに就活も次のステップに入っているものであり、「ちょっと常識がないのでは?」と思われてしまう可能性もあります。

④感謝だけで中身がない

お礼メールとはいえ、感謝だけをダラダラと述べても担当者の心に響きません。心象的に「説明会の内容をちゃんと聞いてた?」と思われる可能性が高くなります。

きっちりと会社説明会の内容や要点を集約しておき、中身を伴ったお礼メールとなるように気を付けましょう。

H3 いらないとは言い切れない…けど「使いどころ」が大事

先にあげた4つのポイントでは、会社説明会のお礼メールが「いらない」という点を紹介しました。

ところが、それでもいらないとは言い切れないというのがお礼メールの難しさであり、要は使いどころが大事となります。

たとえば、先述した「③遅れすぎ(1週間以上)」の項目では、お礼メールが遅れると担当者からすれば今さら感になるのが一般的なイメージといえます。

しかし、他の就活生がお礼メールを送っているときは重複するものであり、担当者によっては開封するのを後回しにしていることもあり得ます。

そこで、1週間以上してあとから届いたお礼メールは逆に目を引き付けることにもなる可能性があります。ほぼ同時に送られたお礼メールには目を通さなくても、日数が経過したメールは逆に開封するチャンスがあるともいえるでしょう。

もちろん、一般的には早いほうがいいはずなので、担当者によるといえます。

では手堅く行きたい人の場合、丁寧なお礼メールは迅速に送るのが効果的です。一番早いメールは読まれやすいですし、名前が大学、アピール文も印象UPで安心感があります。

また、短期決戦で効率重視型の人の場合、無理に送らなくてもOKです。むしろお礼メールを飛ばして選考に集中して就活に臨むのも問題ありません。他の就活生がお礼メールを考えているときに、すでに次のステップに視線が移っているのは差を付けるのにも効果的です。

これは大手狙いだけの人にも共通します。お礼メールを大量に送ってもあまり意味がないので、割り切って送らない選択肢を選んでも問題ないでしょう。

H2 まとめ

会社説明会のお礼メールは、参加させてもらったことへの感謝と意欲や熱意をアピールできるので、当日や翌日の午前中に送信するのがおすすめです。

コピペや誤字脱字が多いとマイナスイメージとなってしまうので、丁寧な人柄と社会人マナーを備えていることが伝わるよう、しっかり構成を作って慎重に見直す必要があります。

ここで紹介したテンプレや例文を参考にし、会社説明会のお礼メールで他の就活生よりも一歩リードできるように頑張りましょう。

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